こんにちは。管理人のchobizoです。
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東京証券取引所の宮原幸一郎社長が辞任
すると報道があります。
2020年10月1日のシステム障害で、終日
取引ができない事態になったことの責任と
考えられます。
今回は、宮原幸一郎氏(東京証券取引所)の
社長辞任や金融庁は?、宮原幸一郎氏
(東京証券取引所)の富士通への損害賠償は?
をご紹介いたします。
もくじ
1. 宮原幸一郎氏(東京証券取引所)の社長辞任や金融庁は?
出典元:https://twitter.com/
東京証券取引所の宮原幸一郎社長が
10月に発生したシステム障害と
終日売買停止の責任を取り、
辞任する意向を固めたことが30日、
分かった。
親会社の日本取引所グループ(JPX)の
清田瞭最高経営責任者が当面、
東証社長を兼務する。
東証のシステム障害問題をめぐっては、
金融庁が30日、東証とJPXに業務改善命令
を出す方針。清田氏は同日午後の記者会見
で詳細を説明する。関係者によると、
宮原氏は30日の取締役会で辞意を
表明した。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/
宮原幸一郎氏が2020年10月1日のシステム
障害に対して、責任を取る形で社長を辞任
しました。
宮原幸一郎氏の行動が『まとも』過ぎて
驚きを感じます。
金融市場の中心である東証で起きた売買の
終日停止の責任は重いので、やむを得ない
ですが、宮原幸一郎氏のように辞任しない
方が日本社会には多いと思います。
また、JPXの清田瞭最高経営責任者は、
月額報酬の50%を4カ月減額する方針です。
金融庁は業務改善命令を出す方針です。
1999年5月に取り引きがシステム化
されて以降初めて、すべての銘柄の
売買が終日停止され、個人や
機関投資家らが取り引きできなくなる
事態が生じました。
システムの機器が故障した際、
バックアップ機能が正常に働かず、
トラブルの後、速やかに売買を再開
させるためのルールがなかったこと
などが原因でした。
引用元:https://www3.nhk.or.jp/
金融庁は、日本取引所グループと東京証券
取引所の報告書を精査して立ち入り検査も
行ったそうです。
その結果、内部の管理体制に問題があった
としています。
再発しないように、業務改善命令を出す
方針です。
『金融商品取引所に対する投資者などの
信頼を著しく損なうもの』
と大きくJPXの責任の明確化が求められた
そうです。
超高速取引を可能にした『arrowhead』は
凄いです。
しかし、共有ストレージ上のメモリーに不具合
が生じたが、バックアップできなかったこと
で大きな問題になりました。
東証では2005年11月に株式の全銘柄
の取引が約3時間にわたって止まった他、
06年1月には当時のライブドア株に
売り注文が殺到し、株式取引が
一時全面停止に追い込まれるなど、
これまでもシステム障害が発生している。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/
東京証券取引所のシステム障害は今回が
初めてではないです。
2. 宮原幸一郎氏(東京証券取引所)の富士通への損害賠償は?
出典元:https://twitter.com/
東京証券取引所では、富士通製の株式売買
システム『arrowhead』(アローヘッド)
がつかわれています。
出典元:https://twitter.com/
「富士通と徹底した原因究明をし、
その上で再発防止策を協議している。
市場運営の責任の所在は私どもにあり、
(富士通への)損害賠償は現時点で
考えていない」
引用元:https://xtech.nikkei.com/
2020年10月1日時点では、宮原幸一郎氏
が富士通に責任を求めない方針でした。
障害は『arrowhead』のストレージ
(外部記憶装置)のメモリが故障し、
バックアップへの切り替えも動かなかった
ことらしいです。動かなかった原因は
以下になります。
終日売買停止の原因になった
システム障害の詳細を発表した。
富士通が作成した製品マニュアルに
不備があり、バックアップ機への
自動切り替えが5年間オフになって
いたことが分かったという。
10月中に証券会社らと協議会を
立ち上げ、再発防止に努める。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/
富士通の製品マニュアルに不備があった
ことで、5年間もバックアップの切り替え
がオフになっていたようです。
出典元:https://twitter.com/
自動切り替えできない設定値になっていた
理由は、富士通の製品マニュアル不備です。
これは富士通も何らかの処分なり、責任を
取る必要があると思われます。
「障害の原因となった機器の納入、
システム開発を担当する企業の
トップとして、心よりおわび申し上げる」
引用元:https://www.itmedia.co.jp/
10月5日の富士通がオンライン上で行った
事業説明会で、時田隆仁社長は謝罪してい
ます。
しかし、マニュアル不備となると会社の
責任は出てくるでしょう。
顧客である東京証券取引所の宮原幸一郎氏
が社長辞任しているので、富士通の動きも
注目です。
JPXの清田瞭最高経営責任者は、
「もちろん富士通にも責任はある
と感じている」
とした一方、システムの仕様変更など
東証がチェックしておくべきとの
指摘には「反論余地ない」とした。
富士通に損害賠償など金銭的賠償を
求める考えはないとし、
「再発防止のため堅牢なレジリエントな
(障害回復力のある)システム設計と
開発に全力を上げることで責任を
果たしてほしい」とした。
引用元:http://www.asahi.com/
どうやら富士通に対して直接的な損害賠償は
求めない方針です。
富士通側は内部で処分を検討すると見込まれ
ます。
信用の問題ですから。
ANA(全日空)のような人気企業がコロナ禍
の影響で、冬のボーナスゼロで基本給も削ら
れているそうです。客室乗務員がアルバイト
生活を強いられていることを記事でご紹介し
ています。是非読んでください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、東京証券取引所の
宮原幸一郎氏がシステム障害の責任を
取る形で辞任したことや、富士通にも
何らかの責任を取る動きが出ることが
考えられます。
この記事では、宮原幸一郎氏(東京証券
取引所)の社長辞任や金融庁は?、
宮原幸一郎氏(東京証券取引所)の富士通へ
の損害賠償は?をご紹介いたしました。
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